図解鬼速PDCA

 ビジネスの現場で常々言われるPDCAについて、

実践できていないことは多い。

 

実際にPDCAを具体的に、効果的に実践していくための指針となる本

 

実際にPDCA出来ていると思っていても、

この書籍に書いてあることは勉強になることが多いのでオススメです。

 

 

 

 鬼速PDCAとは、以下の3つがポイント

PDCAを同時にいくつも回す」

PDCAを高速で回す」

PDCAを何度も回す」

 

最速でPDCAを回していくために、

成果までを短くするための「仮説」をたてることが重要

失敗してもOK。悩む暇があれば試してみること

 

なお、当書ではPDCAのAをActionではなく、

Adjust(調整)と表現していることが特徴である。

 

計画(Plan)

ゴールについての期日を決める。定量的に決める。

現在とのギャップを図る。

優先順位を決め3つに絞る。

ゴールに向けてのKPIを設定する

KPIに対する解決案で大まかな方向性を決める

解決案を優先順位付けして4つに決める。

計画を見える化して定着させる。

 

 

実行(Do)

計画で立てた解決案について、

Doを設定し、細かいToDoに分解する。

 

Doを定量化し、KDIを設定、測定する

(Key Do Indicatorの意。造語)

 

例えば、Doが週に2冊読むであれば

KDIは週に2冊の達成率

 

ToDo化されたかどうかは、

スケジュール帳に書き込めるレベルまで具体化されてるか。

 

週のいつ本を読むのか具体化されてる等

ToDo進捗は毎日確認する事で、

実行状態を確認する。

 

検証(Check)

鬼速PDCAで検証することは、

KGIと、KPIと、KDIの3つ

それぞれの達成率、失敗要因、成功要因を確認、分析することが検証作業。

 

特に細かいタスクであるKDIから

フォーカスを当て頻繁に検証する。

 

 

KDIができなかった理由を突き止める

1、時間をかけたが未達

 目標が高すぎたか?

 やり方に問題があったか?

 障害があったか?

 

2、時間をかけられず未達

 やる気が起きなかったか?

 忙しかったか?

 

KPIが未達成の理由を考える

 行動が伴っていなかった

 行動は伴っていたが、不十分だった

 想定していなかった課題があった

 仮設を立てた因果関係が間違っていた

 

KGIが未達成の理由を考える

 KPI,KDI等のどこかの連動が取れていない。

 

KGI,KPI,KDIの成功要因も分析する

 

調整(Adjast)

Checkでの検証結果を踏まえて、

調整案を考え、次のサイクルにつなぐこと

 

以下の4つのパターンにて調整案を検討

1、ゴールレベルの調整

 そもそも中止する。

 変更し、次のPDCAを考える

 追加し、新たにチャレンジする

 

2、計画(Plan)の調整

ゴールに向けたKPIおよび解決案について

 そもそも中止する

 KPI,解決案を変更する

 追加する

 

3、実行(Do)の調整

設定し、検証したKDI,Todoについて

 中止する

 変更する

 追加する

 

4、調整不要

 継続し計画実行を回していく

 

 

以上が鬼速PDCAの要素であるが、

これを成功させるには、

継続させるための仕組みづくりを

自分の中で組み立てることが重要であろう。