「デザイナーではない人」にデザインを伝える本

デザインの価値と、

デザインをつくっていくうえでの気を付けるべきが紹介されている。

 

本編は、話し言葉で書かれていることが多いので

ポイントだけ抑えて紹介したい。

 

 

 

そもそもデザインは何だろうか。

「デザインは目的をカタチにすること」である

人の目的を達成する力がデザインといえる。

デザインを作ることが目的ではない。

「行きたい、また来たい、誰かに教えたい」に通じること

 

デザインで大事なのは、

「認知してもらえること」

お店の名前、特徴やウリをお客様に伝える。

 

「印象をあたえること」

かわいい、キレイ、かっこいい等、

完成したデザインを見た時に、伝えたい印象を与えられること

 

「お店の独自性を表現できること」

お店のオリジナリティを具現化できている

”このお店だからこそ”というデザインであること。

ほかのお店でも使えるような汎用性のあるものだと仕方ない

 

 

良いデザインを作るには、

10のステップが必要になる。

 

ヒアリング

リサーチ

コンセプト立案

ラフ作成

デザイン実施製作

検証・調整

提案

再検証・調整

デザイン確定

入稿・納品

 

とくに最初の3つのステップが大事

 

ヒアリング

「デザインの概要をヒアリング」

・何をデザインを作りたいのか

・なぜ作りたいか

・納品希望のスケジュール

・なぜそのお店を立ち上げたのか

・お店が目指す目標

 

「デザインの方向性をヒアリング」

お店の”圧倒的な特徴”はなにか

 →良いデザインは、依頼主の思い、強みなどを具現化すること

ロゴを見た人にどう感じてほしいのか

既存ロゴの中で、方向性が近いものはなにか

具体的な既存ロゴをみることで、依頼主とデザイナーとの認識相違をなくす。

 

 

リサーチ

依頼主のリサーチ

 お店の立地、お店に来てほしい客層、お店の業界のトレンドや流行

デザインリサーチ

 既存のデザインで、コンセプトに近いものを探す。

 ゼロからデザインを起こさないといけないわけではない。 

 

コンセプト立案

デザインのゴールは何か、「一言でいうとどういうことか」が大事

思い当たるキーワードを書き出す。

できる限り単語をたくさん出す。

キーワードの中から、依頼主のコンセプトにつながる単語を2~3個選ぶ。

 

ヒアリング、リサーチ、コンセプトを通し、

依頼主のイメージに合ったラフ作成以降のステップを進めていく。