デイル・ドーテン氏の「仕事は楽しいかね?」を漫画で解説。
仕事に悩みを持っている人へ送る書籍です。
悩める社会人、小杉奈津(32)が、
ふと立ち寄ったカフェ・チェンジという喫茶店での出会いを通じ、
仕事への倫理観を考えていくストーリーとなっており、
読みやすく、頭に入ってきやすい内容です。
年を取ると、月日の流れが速く感じられるようになる。
この現象は「ジャネの法則」と呼ばれている。
10歳の子供は1年間は自分の人生の10分の一だが、
60歳の大人にとっては、1年は自分の人生の60分の一でしかない。
年を取ればとるほど、時間の過ぎ方が一瞬に感じるようになり、
「自分はこのままで良かったのか」と、
ハッとさせられる時がある。
「仕事は楽しいかね?」と自分に問いかけた時、
あなたはどのように答えますか?
楽しい?つらい?退屈?不安?
「多くの人々は、したくもない仕事をし、
同時にそれを失うことを恐れている。」
「単調な毎日、もっとやりがいを感じる仕事につきたいと思いながら、
その毎日を失うことを恐れている」
仕事への退屈を感じながらも、
その仕事を辞めることによる不安を同時に感じる人がほとんどだと思います。
時を重ねれば重ねるほど、失うことの不安が増し、
退屈から逃れることが出来ない。
ただ、大事な言葉を覚えておいてほしい。
「試してみることに失敗はない」
一番大切なのは毎日違う自分になるということ、
そのためには「試すこと」を続けなければならないということである。
試すことには正解がなく、試行錯誤を繰り返すことになる。
自分へのチャンスの数を増やすことが大事
仕事で成功し、継続して成し遂げている多くの人たちは
みんな人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちである。
(勿論、一つの目標に続けている人も同じく成功している人はいる。
その人たちも新しいことへのチャレンジは続けているだろう。)
大事な目標は、「明日は今日と違う自分になる事」である。
誰かほかの人の成功をどれだけ研究しても、
自分の成功は手に入らない。
いろいろと試し、起きている偶然に気が付き、
新しいことを始める。それを継続し続ける姿勢が大事である。
何かを始めるのに最適なタイミングとはない。
世の中は常に変化している。我々を待ってくれることは無い。
「この場で」、「ただちに」始めることが大事である。
何かを試すうえで、失敗することは何度でもあるでしょうが、
試す過程で必ずあなたは何かを学び、成長します。
そういった意味で、
「試してみることに失敗はない」と言えるでしょう。
ただ、試さない人はやはりとても多くいる。
試さない人の多くは、成功者に対してこう言います。
「自分には〇〇が無いからできなかった。彼には〇〇があったから簡単にできた」
他の人には、時間があり、お金があり、才能やコネがある。
本当にそうだろうか。自分には何もないだろうか。
あらためて考えてみよう。そうではないはずだ。
新しいことを試すこと自体に喜べる人間になろう。