【課長の教科書】誰よりも早く課長になり年収アップを目指す人のための「はじめての課長の教科書」要約

本書のメリット
誰も教えてくれない課長の役割がわかる
部長と課長との明確な違いを意識できる
課長に必要なスキルと役割について理解できる
 
まず初めにですが、

課長のあるべき姿とは何でしょうか。

 

年収も上がる一方、
課長の役割も増え、

課長 島耕作を読みながら、
あるべき姿を自分なりに
考える人もいるだろう。

 

 

最近は企業も高齢化が進み、
はじめて課長になるのも、
昔よりも遅い年齢で、
課長になるパターンが増えてきている。

 

この書籍では、
課長というポジション、

中間管理職という立場を、
ポジティブに語り、

また必要とされる心構え、スキル
分かりやすく説明している。

 

課長相当職に登用される
縁がある人は勿論、

自分は無縁だと思っている人にも、
有益な内容だと断言できる。

 

では、さっそく中身を見ていこう

 

 

 

目次

 

課長とは何か?

課長とは経営者と会話ができる中での、
最も役職の低いポジション、

予算管理の実質的な責任を持つ
最下位のポジション、

管理職としても
最下位のポジション、

部下の評価が認められている
最下位のポジションである。

 

課長は部下、お客様、部長の
三方向の利害調整が必要で
難易度の高い役職である。

 

課長って一番大変な仕事・・・

 

部長との違い

部長は自分の専門外の知識を持った部下を管理監督しなければならないため、

「責任は俺がとるから自由にやれ」というスタンスが主流

 

課長の最も大切な仕事は
部下のモチベーション維持である。

 

モチベーション管理によって、
業績を向上させるのである。

前代的な管理ではなく、
尊厳を持った人間として部下と接する。

 

これは部下一人一人の趣味嗜好や
パーソナリティに目を向けるということ。

 

人間的な付合いが大事だね!

 

課長は家族的な方法で
部下をまとめる一方、

自分自身は成果主義
評価される立場にあり、

課長とは社内ベンチャーの社長
といった認識をするのが正しい。

 

 

課長のような中間管理職は、
経営陣と現場の情報仲介者である。

経営からのメッセージを現場に伝え
現場からの情報を吸い上げ、上位者へつないでいく。

 

課長に求められる8つの基本スキル

課長に必要なスキルは、
部下をどのように成長させていくかに尽きる。

  • 部下が失敗したとしても、守り安心させる環境を整える。
  • 部下の行動と成果を評価し、「感謝の意」を伝え、褒める。

日本人は褒めるのが苦手。
何も伝えないと部下のモチベーションは下がるだけ。

部下に対して興味を持ち、どれくらい期待しているか、
どの方向に進んでほしいかを伝える必要がある。

 

  • 時には部下を叱る必要がある。

頭ごなしに否定するのではなく、
部下自身が考え工夫するよう配慮する。

叱った後は、部下への期待を示し、
明るく、愛ある接し方をする。

 

  • 現場を動き回り観察する。

現場から情報を吸い上げるには
顧客や部下と直接話をするしかない。

  • 適切なストレスを与え管理する。

適度なストレスが無いと
良いパフォーマンスは出せない。

ただし、ストレスがありすぎると
本来の力が発揮できないので注意が必要

コーチングは「問題の答えは
その人の中に存在する」という発想

相手の話を聞き、寄り添って
応対することでコーチングスキルを高める

 

  • 部下が楽しく仕事に没頭できるようにする。

仕事に対する目的と
価値を明確にする。

部下に仕事の進め方を
コントロールさせる。

適切な難易度の業務を付与する。
仕事に邪魔が入らず、
成功基準が明確であること。

環境づくりも大事だね

  • お互い本音で話せるオフサイトミーティングを開催する。

オフサイトミーティングは、
継続して開催する必要があり、
あまりマンネリ化しないよう
ネタを変えながら続けることが重要

本音で会話できないオフサイトは
苦痛の時間でしかないです

 

3つの非合理なゲーム

社内で行われる非合理なゲームは、
予算管理人事評価社内政治の3つだ

この避けられない
非合理なゲームを切り抜ける必要がある。

 

 

■予算管理■

予算管理は、ワーストストーリーで組み立てておく

一度決まった予算の数値目標(KPI)は
100%達成が必要なため、
最悪のシナリオを描いて予算を立てる。

 

■人事評価■

人事評価はできる限り多くの部下に良い評価をあたえる

杓子定規的な評価をする
上司にだれもついてこない。

低い評価となる部下には
事前にサインを送っておき、
評価とともに今後への期待を伝え、
スキルアップの機会を提供し勇気づけることが必要

 

■社内政治■

社内政治は最も重要
予算と人事権を勝ち取らねば部下を守れない。

 

社内のキーマンに対してはギブ&ギブの精神で、
有能な人材であるようにする。

社内の政敵に劣後しないためには、
相手を褒め愛する努力によって、
結果として上に立つことができる。

ネガティブな行動をしても、
自分に返ってくるものである。

 

また、社内横断プロジェクトに
献身的にかかわることで、
自分自身がキーマンになっていく。

 

自分の影響範囲を増やすことで、
部下の成長範囲を広げられるね

 

 

課長が悩む9つの課題と対応

課長だけでなく、
平社員にも同じ悩みはあると思います。

課長が悩む次の9つの課題に、
以下の対応方針で、
乗り越えていきましょう。

 

課長が悩む9つの課題
①部下に問題社員が現れる
②部下が辞める
③部下がうつ病になる
④外国人の上司や部下をもつ
⑤ヘッドハンターから声がかかる
⑥海外駐在を求められる
⑦違法スレスレの行為を求められる
⑧昇進する部下を選ぶ
⑨ベテラン係長が言うことを聞かなくなる
 

 

どれも嫌な悩みですね

 
①部下に問題社員が現れる

こなせる仕事を与え、モチベーションと能力を高めるよう努める。

 
②部下が辞める

辞意を伝えられて初めて知るのでは遅い。

政治的ネットワークを築き、多面的に部下を観察しておく。

辞めたいという言葉が、話を聞いてほしいというサインであるので気を付ける。

 
③部下がうつ病になる

メンタルヘルスの知識を習得しておく。

また、気遣いのできる部下に、変化があった時に教えてもらえるよう依頼する。

 
④外国人の上司や部下を持つ

価値観は変えられないが、態度によるものであれば説得によって変えられる。

 
⑤ヘッドハンターから声がかかる

急いでいるヘッドハンターは手数料目当ての場合があるので見極める。

転職しても、前の職場の話はしないようにする。

 
⑥海外駐在を求められる

帰国後のポストの保証はなく、

駐在期間をどのように過ごすかによって、

ステップアップになるかどうかが変わる。

 
⑦違法スレスレの行為を求められる

常識と良心で判断する。

 
⑧昇進させる部下を選ぶ

「本物」と呼べる部下を見分け、昇進させる。

他の部下からの嫉妬を防ぐため、昇進させた部下を異動させ、

社内のネットワークを拡張するために活用する。

 
⑨ベテラン係長が言うことを聞かなくなる

将来性のある優秀な係長との間で業績を競わせる。

社内ネットワークの広さや、セルフブランディングで、自分を権威付けする。

 

課長のキャリア戦略

課長は自分のキャリアを考えるうえで、
大きく4つのこと
意識しなければなりません。

順番に見ていきましょう!

 

 

①自らの弱点を知る

同じ失敗を繰り返さないよう、
負けパターンを洗い出しておく

 

②英語力を身に着ける

いまや英語はビジネスの道具。
情報量も日本語の10倍。

英語の情報を活用できるかどうかで
仕事の結果に差がつく。

 

ちなみに、英語については、
オンライン英語で勉強するのが良いです。

 

自分の時間にいつでも自由に
リアルな英会話を体験したかったら、
絶対にVR英会話をオススメします。

 

そもそも、VRを体験したことありますか?
AIなので自分の発音を評価する精度が高い!
夜遅くても自分の時間に合わせられる!

VR英会話のポイント

そしてなによりも!!
AI相手だから、うまく喋れなくても
恥ずかしくないのが一番!!

 

 

また、スピークバディはAIアプリも、
パーソナルコーチもあるので
こちらもおすすめします。
小さいところから始めるの大事。

 

 

 

③緩い人的ネットワークを幅広く形成する

数回しかあったことがないような
知り合いとの弱い絆を持ち、
新しい視点を得る。

 

④部長を目指す

自分の課を部に昇格させる。

部長ポジションの空く部へ異動する、
花形部署へ異動しキャリアアップする。

転職してポジションを獲得することも
可能だがなかなか難しいので、
素直に部長を目指しましょう。

 

他にも以下4つのポイントも
押さえておきましょう。

  • 課長どまりのキャリアを覚悟する
  • 社内改革のリーダーになる
  • 起業することを考えてみる
  • ビジネス書籍から読んで学ぶ

 

5つの機能・役割

最後に課長に必要な5つの機能・役割を紹介します。

課長に必要な機能・役割

1.個人の役割・機能

2.指示を受け指示を出す機能

3.報告を引き出し報告する機能

4.社内外の個人や組織と連携する機能

5.組織力を強化する機能

 

  1. 個人の役割・機能
    あるべき姿のビジョンを持っており、ポジティブに、
    責任範囲を超えてもやるべきことをやる。専門的知識がある。

  2. 指示を受け指示を出す機能
    組織の仕組みに精通し、また、ビジネススキルの教養がある。
    タスクをロジカルに洗い出しでき、相手に適切な粒度で指示出しできる

  3. 報告を引き出し報告する機能
    報・連・相が組織に周知されており、部下から直接情報を取りに行く態度もとる
    物事を数値的に測定・判断できる。経営層へ報告すべき問題を峻別できる

  4. 社内外の個人や組織と連携する機能
    他部門の目標を理解したうえで、目標達成をサポートする
    他部門との意見交換や人材交流を積極的に行う
    組織外の目から見ても恥ずかしくない対応ができる

  5. 組織力を強化する機能
    部下のキャリア間を理解しつつ積極的にサポートできる
    自分自身もさらなる高みに向けて学習を心掛けている
    ノウハウを組織内で効率的にシェアする

 

それでは、はじめての課長の皆さん、

これから課長を目指す皆さん、

島耕作にあこがれている皆さん(笑)

よい課長ライフをお過ごしくださいね!