2週間で人生を取り戻す!勝間式 汚部屋脱出プログラム

年末年始の大掃除に、役に立つ書籍はないかと思い、読破した。

 

正直、もともと勝間氏の書籍をいままで読んできたこともなかったし、

あまり読みたいと思ったこともなかった。

 

そんな私が当書を手に取ったのは、

ちょうど、年末年始のタイミングに、

Kindleでレコメンドであがってきたということが大きい。

最初は、気乗りしない中での読書だった。

 

が、しかし、読み始めると気が付くと読み込んでいたし、

書籍に書いてあることをすっかり実践していた自分に気が付いた。

 

勝間氏の部屋の状況と、自身の状況がすごく似ており、

どこから片づけてよいものやら、と困っていた中での内容だったので、

すごく実践的で、今日から使える内容だったので、

部屋の片づけが苦手な方はぜひ騙されたと思って読んでいただきたい。

 

 

 

 

 

 

汚部屋になる理由

収納は本来、取り出すことを考えて、

最大でも7~8割の容量に抑えなければならない。

 

汚部屋のパターンとして、

収納すること自体が目的となっている場合がある。

「収納する」というのはキレイな言い方だが、

「何でもかんでも詰め込む」ことが目的になっている。

 

 

クローゼット、タンスはどうなっているか見てほしい。

普段あまり着ない服がきれいにしまわれ、

よく着る服が、部屋に投げっぱなしになっていないだろうか。

「しょっちゅう着るから、しまうよりも、目につくところに置いておきたい」

と言う話もあるだろうが、気付いてほしい。

すでに片づけられない状況になっているのだということに。

 

使わないものばかり、キレイに整頓されているものの、

自宅のスペースを占有していないだろうか。

 

使わないものが占有していることについて考えてみよう。

もし、使わないものをすべてレンタル倉庫においていたらどうだろうか。

場所・広さによって金額はピンキリだが、

1㎡につき月額5000円だったと仮定する。

1m×1mのスペースで、年間6万円ものコストが発生しているということだ。

 

そこまでして、わざわざ使わないものを、

大切な自宅のスペースに占有させる価値はあるだろうか、勿論ないだろう。

 

使わないものをきっちり捨てることで、

自宅のスペースは十分に使うことができるし、

わざわざモノを探す時間を取られることもなくなる。

 

気が付くべきは、

何のために収納しているのかということと、

不要なものを保持することにコストが発生していることと、

モノが減れば、自分の使える時間が増えるということである。

 

 

知らず知らずに部屋が汚くなる理由

普段の掃除や洗濯など、いつ、どれくらいの頻度でやっているだろうか。

「ある程度溜まったらまとめて」という人が多いかもしれない。

 

「こまめにやると、家事に時間がとられる」と思いがちだが、

実は逆で、たまらなければ一つ一つは大した手間ではない。

 

では、買い物はまとめ買いではいけないのだろうか。

まとめ買いだと、安くお得になった感じはするが、本当にそうだろうか。

実際、使い切れずに処分したり、

昔買ったことを忘れて同じものを買っていたり、

無駄な出費が多く発生しているのではないだろうか。

 

また、使っていないとわかっているのに捨てられないものはないだろうか。

「高いお金を出して買ったもので、いつか使うかもと思うと捨てられない」

「使うことはないが、なんとなく捨てる理由もないので捨てられない」

 

心理学の世界で、「サンク・コスト」であったり、

保有効果」と呼ばれるものである。

 

現在の自分にとっての価値を判断し、いる・いらないを判断することが大事。

 

片付けのための4原則

  • 今使っていないものは捨てる
    例えば、再調達するのに3万以下なら処分する。
    思い出の品も今後3年間使わないなら処分するなど、自分ルールを決める
  • 断捨離の順番は簡単で効果の実感を感じられるところから実施する
    自分が長く過ごす場所、よく使う場所(リビング等)
    目的のはっきりしている場所(寝室、キッチン等)
    物自体が少ない場所、狭い場所(トイレ等)
  • 一度に全部終わらせようと思わない
    捨てる決心がわかないものについては、すぐ捨てる必要はない。
    一定期間の猶予期間を作り、それでも使わなかったら捨ててしまおう。
  • リバウンドを防ぐ生活習慣をつくる
    基本は、毎日使うものだけを外に出しておく。
    それ以外の、見えない場所に収納する場合は「住所」を明らかにしておくこと

 

具体的な片付け方法

寝室

寝室は一番手を付けやすい。眠るためのもの以外は置かないようにする。

部屋が片付くことで、眠りの質も高くなり、疲れにくくなる。

まずは寝室から手掛けて、片付けの効果を実感することが大事。

 

バスルーム・洗面所

シャンプー、リンス等のボトルやブラシが

何種類もごちゃごちゃ置いていないだろうか。

それぞれ1種類とボディタオルがあれば十分。

 

椅子や浴槽のフタは使っていないなら処分する。

物が減ったほうが片付けしやすくなる。

 

タオル類は白でそろえたほうが汚れが見えやすく、

交換すべきタイミングが分かりやすい。

 

色がごちゃごちゃしているだけで、

部屋が乱れて見える原因になるため、色は統一するのが良い。

 

玄関

デザインが気に入っているはずなのに、

履きにくく靴箱の奥にしまわれている靴が多いのではなかろうか。

実際履いているのは2~3足で、靴箱の肥やしになっているのであれば処分する。

 

キッチン

鍋の数や、包丁、まな板の数が増えていないだろうか。

調理家電を使いこなし、鍋の数を減らせないか工夫してみる。

ヘルシオや電気鍋など、ほうっておくだけ調理ができると自分の時間が増える。

 

皿やカトラリー、保存容器も放っておくと増える。せいぜい5セット

100均によくある単機能グッズは、

使うタイミングが少ないので出来るだけ買わないようにする。

 

クローゼット・洋服ダンス

衣服は買った物以上に捨てる習慣をつけないと収納破産する。

服が増えすぎて、身支度に無駄な時間が発生していることに気が付くこと。

 

部屋着という概念をなくし、外出着を部屋でも着る。

家がホテルのようになれば、外出着を部屋の中で着る事に違和感がなくなる。

インナーは4組にする。4組で回せるように洗濯をこまめにするということ。

 

ここまで読み進めた方は、

バッグは使い分けることがないことにすぐ気が付くだろう。

いつでも使えるバッグを1つ用意し、中身をポーチで入れ替えし使い分けるのである。

選択肢を減らし、身支度で時間を取られなくなることが重要だ。

 

居間

後で読もうと思っている郵送物が、

ダイニングテーブルを占有していることはないだろうか。

だからと言って、引き出しに入れてもいけない。

引き出しに入れたとたん、見返すこともない。行方不明になる。

他にも居間にはお土産物やちょっとした細々したものが散乱していないか。

「何かに使えるかも」と思ったものは大体捨てることになってしまうことを理解すべき

目安として、3000円以下のものは、熟慮なしに買いがちで、捨てがちである。

 

デスク周り

使えるけど古いものは結局使わない。

キーボードやマウス、ディスプレイなど、使うものだけが残る。

また、最近は、電子書籍が充実しているため、

書籍として所有する意味がなくなってきている。

デスクや、PCには毎日使うものだけを残すようにする。

例えば、はんこ、のり、はさみ、3色ボールペンなど、マグカップに収まる程度の量

 

物置

片付けが苦手なかたは、物置が不要なもので占められているのではないだろうか。

決して、将来使う可能性があるかもしれないものの、

とりあえずの避難所として物置を使ってはいけない。

扇風機やクリスマスツリーなどの季節ものをしまうためだけに使おう。

とりあえずの避難所として使うと、

必要なものが必要な時に取り出せないということに陥る。

 

 

きれいな部屋を維持するために

部屋を維持することは体型を維持することに似ている。

「無理なく続けられる状況をどうやって維持するか」が重要なのである。

 

インとアウトを管理する

ダイエットと同じで、どれだけ中に入って、どれだけ出しているか。

当たり前だが収支がプラスになれば、モノは増える。

モノを購入するときは、使用頻度と占有スペースを意識する。

最初は慣れないが、だんだんと、自分が良く使うもの使わないものが、

正確に判断できるようになってくる。

モノが溜まってしまうインは、人からの頂き物である。

心を鬼にして、お断りする勇気を持つことも大事。

買いだめをしない。お米も野菜も都度都度購入する。

 

逐次処理を徹底する

家事は溜めない。まとめて実施せず、その都度処理していく。

溜まるころには処理できなくなっており、破綻するからだ。

リアルタイムに、こまめに家事を実行するには、最近の家電の力を借りる。

  • ルンバのような自動掃除機。
  • 乾燥まで実現してくれる高性能洗濯機
  • 具材を入れるだけで調理してくれる自動調理器
  • 皿洗いを手伝ってくれる自動食洗器

 

まとめ

汚い部屋に住んでいると、「自分を信じられなくなる」。自信がなくなる。

友人を部屋に招くことができず、友人関係もうまくいかない。

無意識にストレスが溜まってしまうし、モノが多いと選択するだけで疲れる。

部屋の汚さに困っている人は、まずは物を捨てることから始めるべき。