やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

 仕事や私生活で成功を収めた人たちには、

共通する思考や決まった行動パターンがあると

明らかになっているという。

 

目標を達成できる人に共通する思考や行動を

「9つの習慣」として紹介していきたい。

 

 

 

 

 目次

 

目標に具体性を与える

目標には数字で具体化し、

どうなったら達成と言えるかを

明らかにしなければならない。

 

そして、

「あなたにとっての成功とは何か」

「成功を収めるための障害は何か」

この二つを繰り返し心の中で考えることで、

目標をつかむための強い心構えを持つことが出来るのだ

 

目標達成への行動計画をつくる

目標達成に向けて、

事前に「いつ」「何を」するか決めることで、

実行できる確率は2~3倍あがるという。

 

「もし時間があれば」といった、

曖昧な条件にしていると、

なかなか物事は進まない。

 

ここでも、具体的な数字を使って、

行動の条件を決めることは有効だ。

 

例えば、

「夕食を20時までに食べ終わったら、

30分読書の時間に費やす」などである。

 

目標までの距離を意識する

自分の努力が、目標に対して

どこまで進んでいるかを、

定期的に確認することは重要だ。

 

それは、あなたの

モチベーションが上がる形で、

フィードバックする必要がある。

 

その方法とは、

「これまでここまでやってきた」

という積み上げ的なフィードバックではなく、

「あとどれくらいやらなければならないのか」

といった、未来志向のフィードバックが良い

 

現実的楽観主義者になる

一概に楽観主義になるといってはいけない。

「目標は達成できる」と信じることは大事である。

 

しかし、気を付けてほしいことは、

「目標は簡単に達成できる」と、

誤解してはいけないということだ。

”非現実的な”楽観主義に陥ってはいけない。

 

目標を達成することの難しさは、

念頭に置いたまま、

モチベーションを維持するため、

過去の成功したこと、やり抜いたことを思い出し、

自分を奮起させることと良い。

 

 

「成長すること」に集中する

挑戦を続ける以上、失敗してしまうことはある。

「今できなくても、できるようになる」

と考えることは重要な秘訣である。

 

能力は伸ばすことが出来るのである。

 

自分には才能がないと感じるときはあるだろう。

 

大事なことは、

今できる、出来ないではない

「心の持ち方」である。

 

「今」ではなく、

「これから、何ができるようになりたいのか」

その気持ちを最も大事にしなければならない。

 

だからこそ、

「失敗してもいい」

「失敗なんて何でもない」のである。

 

あなたがやろうとしていることに

「興味・関心」を持ち、

「それは価値あることだ」と信じ、

「自分自身の成長」を喜ぶことで、

あなたは自分の目標に一歩ずつ近づくことが出来る。

 

 

「やり抜く力」を持つ

やり抜く力は、特別な力ではない。

自分に自信がないとするのであれば、

あなたが自分の成長に

不安を覚えているからである。

 

苦手なことについて、

「今はできなくても、できるようになる」

と考えられているだろうか。

 

苦手意識の思い込みで、

自分の成長機会を

無駄にしてしまったらもったいない。

 

自分の考え方をあらため、

「自分には伸びしろがある」と信じることが、

「やり抜く力」に繋がっていくのである。

 

筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

自分の意志は鍛えることが出来る。

そのためには、

気の進まないことをすることで

鍛えることが出来る。

 

例えばであるが、

間食をやめる、毎日腹筋運動をする、等

気の進まない挑戦ならなんでもよい。

 

大それた挑戦である必要はないが、

取り組む価値があると思い続けることが大事である。

 

すべての挑戦は

「誘惑に打ち勝つ」という意志力が鍛えられる。

 

日々の生活の中で、

ストレスや、仕事の忙しさなど、

意志力は少しずつすりへってしまう。

 

次のような経験はないだろうか。

 

平日の仕事が終わって、

家に帰ればくたくたで何も考えたくない。

休日も、何も動きたくない、

考えたくないということはないだろうか。

 

実は、すり減った意志力は、

早く回復させるテクニックがある。

 

意志力の訓練で、鍛えることも重要だが、

気分の上がることをしたり、

自分をほめたり、

意志力の強い人を思い浮かべることで、

自分の意志力は早く回復するようになる。

 

自分を追い込まない

先ほどの通り、意志力には限界がある。

限られた資源は有効に使わなければならない。

 

つまり、大きな目標は同時に挑戦してはならない。

二兎追うものは一兎も得ずとなってしまう。

 

あなたの意志力を、

あなたが一番達成したい目標に全力を注ぐことだ。

 

 

また、意志力の有効活用のコツだが、

もし何かをやめることに挑戦している場合、

やめるんであれば段階的ではなく、

一度にスパッとやめるほうが成功しやすい。

 

だらだらと誘惑が続くと、

並行して消費される意志力も多くなってしまうのである。

 

 

「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

うまい計画の立て方、

目標の立て方は、ポジティブにすることだ。

 

つまり、自分がやるべきことを定める。

ついつい、「●●しない」、「~~ない」といった

目標の立て方をしてしまう。

 

しかし、そのような目標を掲げれば掲げるほど、

頭の中で気になってしまい、

「これだけ我慢したのだから、ちょっとだけ」

といった発想になってしまうため、

目標を立てるだけ無駄になってしまう。

 

目標を立てるのであれば、

「~~ない」を言い換えて、

「~~する」にかえることが重要だ。