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ストーリーとしての競争戦略

企業が成長していくためには

戦略が必要である。

 

ただし、戦略には良い悪いがあるということも、

以前のレビューで説明した通りだ。

 

事業戦略を考える立場の人や、

中小企業で自分の会社を成長させようとしている経営者には、

一度読んでほしい一冊である。

 

では、さっそく中身を見ていこう。

 

 

 

 目次

 

競争戦略の基本論理

企業はなぜ競争するのか。

我々が目指すべきゴールは

「利益」である。

 

企業が持続的に活動し、

社会に価値をもたらす、貢献するためには、

「利益」をゴールとする必要がある。

 

そのために、戦略を練る必要がある。

つまりは、

まず「他社との違いを作ること」である。

違いがなければ、

継続的に利益を上げていくことは難しい。

 

「違い」には大きく2種類のものがある。

一つ目は、ポジショニングである。

 

重要なのは、「他社より、ここが優れている」ではなく、

「違うことをする」ことで、

程度で比較できてしまえば、

それは「違い」だとは言えないということです。

 

これを当初では、SP(Strategic Positioning)と呼びます。

もう一つの「違い」は、

ポジショニングを構築するための要素で

組織能力OC(Organizational Capability)と呼びます。

 

OCはヒト・モノ・カネ・情報などの要素で、

他社が簡単にまねできないよう独特に構築しています。

 

というよりも、

まねしようにも、

会社の文化や時間もかかるので、

簡単にはまねできないということだ。

 

SPを明確にして違いを作り、

他社にまねされないように、OCの精度を上げる。

SP/OCで他社と違いを作り、競争優位性を生み出す。

 

ストーリー

企業が利益を上げるには、

SP/OCで違いを作っていかなければならない。

 

ただ、それだけでは競争優位性を維持することはできず、

ストーリーという要素で、

SPやOCのパスをつなぎ、

持続的利益というゴールを目指さなければならない。

 

たくさんSP/OCがあっても大して意味はない。

それぞれが、ストーリーとして、

太く、重なり、長い分子構造のように、

繋がりあっていることが重要だ。

 

 

コンセプトから始めよ

SP/OCのパスをつなぎ、

ストーリーを作っていった。

 

ストーリーは星の数ほど作れるだろう。

どういうストーリーに仕上げるのが大事なのだろうか。

 

そこで、重要なことは「コンセプト」である。

 

我々は、だれのために、その商品、サービスを提供するのか。

すべての人を満足させる。

それは、八方美人であってコンセプトにはなりえない。

 

コンセプトは、消費者にヒアリングしてわかるものでもない。

会社や商品、サービスが存在する意味でもある。

 

人間の本性、潜在意識と向き合って、

「これだ」というコンセプトを見つけることが重要。

 

キラーパスを組み込むということ

ストーリーを強く構成するためには、

コンセプトのほかに、

キラーパス=「クリティカルコア」が必要です。

 

クリティカルコアは2つの条件があります。

1つ目は、

「ほかのさまざまな構成要素と同時に多く繋がっている」

これはわかりやすいと思います。

言い換えるなら、戦略を支える背骨であるという意味です。

 

 

2つ目は、

「クリティカルコア自体は一見して非合理に見える」

いったいどういうことでしょうか。

 

非合理なのに、クリティカル。

これが意味するところは、

他社がまねしようと思うか思わないかに影響します。

 

戦略の背骨であり、

誰が見ても合理的な内容だとわかれば、

他社は明日にも同じことを真似します。

 

一見、非合理に見えるからこそ、

他社はマネするリスクを取れなくなるのです。

 

まとめ

さいごに、戦略ストーリーの10か条をまとめる。

  1. エンディング(持続的利益の達成)から考えること
  2. 「普通の人々」の本性を直視し、自分の頭でコンセプトを考えること
  3. 悲観主義で慎重にストーリーを組み立てること
  4. 物事が起きる時間軸、順序関係にこだわること
  5. 過去の流れをくみ取り、未来のストーリーを構想する
  6. 失敗を避けようとしない
  7. 「賢者の盲点(=一見して非合理)」を突く
  8. 競合他社に対してオープンに構える
  9. 抽象化で本質をつかむ
  10. 思わず人に話したくなる話をする

 

なお、「良い戦略、悪い戦略」と

併せて読むと、よりイメージがつきやすいので、

是非お勧めしたい一冊だ。

 

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