世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑

中国は今では、

日本よりも著しく、

スタートアップ企業が

誕生しています。

 

私たち日本人が認知するのは、

彼らが成長し、有名になって、

日本まで名前を轟かせ始めたときです。

 

そのときには、

すでに脅威となっていることでしょう。

どういうスタートアップは誕生しているのか。

その謎に迫りたいと思います。

 

中国でどのようなスタートアップが

誕生しているかを学びながら、

自分たちのビジネスに活かしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

目次

 

はじめに

三つの世代とは、

2015年以降、2010年以降、1994年以降

に分けられています。

 

 

私たちは歴史家ではなく、

ビジネスに携わる人間であるので、

第三世代、最近の事例を紐解いていこう。

 

ここでは、

快看漫画、新氧、VIPKID、ピンドゥオドゥオ

の4社が紹介されている。

 

そのうちの、新氧(シンヤン)と、

VIPKIDを見ていきたいと思います。

 

新氧(シンヤン)

シンヤンは、美容整形のプラットフォームを

構築しているスタートアップだそうだ。

 

「整形日記」をサービスとして提供している。

新氧医美整形-整形_整容_微整形美容

 

このプラットフォームの秘訣は、

美容整形に興味はあるが、

どの病院でどんな施術を受けられるか、

その施術は良いか悪いか、どんな評価かを

気にする消費者にとって最適なアプリだということだ。

 

施術経験者の体験談ほど、

説得力のあるものはないですよね。

 

最初の集客、口コミの収集には、

だいぶ苦労したのだと思います。

 

無料施術のイベント実施や、

整形文化の進んでいる、

韓国のウェブサイトからの事例を活用し、

自社サイトの閲覧者数を伸ばしていきました。

 

いまでこそ、シンヤンのサイトでは、

各人の整形体験情報が公開されていますが、

当初は、体験談を登録すれば、

他の人の体験談を見れるというインセンティブで、

投稿数を増やしていたようです。

 

日本で言えば、

転職サイトのOpenworksなどが同じモデルでしょうか。

https://www.vorkers.com/

 

まずは、Webサイトの成功事例や、

各種記事を充実させ、消費者の閲覧数を増やし、

それぞれの体験談を入力してもらうことで、

より利用者を増やしていった。

 

それによって、医療機関とのマッチングにて、

さらなる収益を拡大していったのである。

 

VIPKID

VIPKIDとはオンラインサービスの会社です。

中国では、英語教育への需要が高い一方、

生徒に対する、ネイティブ英語教師が絶対的に足りていません。

 

まずは、小規模にネイティブ教師を

メールやSNSで勧誘しながら、

中国国内の顧客も、地道に増やしました。

最初は毎月10人くらいしか生徒は増えなかったようです。

 

ネイティブ教師はスキマ時間に、副業感覚で、

自国の指導要領で英語を教えればよく、

教育の質の高さはSNSや口コミでどんどん広がりました。

 

勿論、需要が高いので、

自然と成功を納めたという見方もありますが、

VIPKIDは、供給側、つまり教師に対しても、

教師コミュニティを充実させ、

アメリカ人が、今、最も働きたい企業」として、

注目されるほどになったようです。

 

生徒同士のコミュニティ、

教師のコミュニティも含め、

VIPKIDは、うまくサービスが回るよう、

プラットフォームをデザインしていったといえるでしょう。