金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

ビジネス書籍に関心がある人は、

この書籍の名前をいちどは耳にしたことがあるだろう。

 

働くことに疑問を感じている人は、

 自分のスキルを磨くため、

ビジネス書籍を読んでいるのではないでしょうか。

 

そういった方には、

何よりも先にこの書籍を

読んでほしいと思っています。

 

単純にお金のことではなく、

自分自身の働く姿勢や、

何を目指していくべきなのかが

この書籍では6つの教えとして語られています。

 

では、さっそく読み進めていきましょう。

 

 

 

 

 

目次

 

金持ちはお金のためには働かない

自分が貧乏であることの問題は、

雇い主のせいだといって、

他人を責めようとする姿勢をやめること。

 

大事なことは

自分自身が問題だと気が付くことで、

自分自身を変えることのほうが

よっぽど簡単だと気が付くことだ。

 

最も愚かな勘違いは、

「お金のために働くのが正しい」と信じていることで、

お金に働かせようということを考えていないことだ。

 

たいていの人はお金の奴隷になっている。

お金を持たずにいることが怖いから働く。

 

しかし、お金を受け取ると欲望が増え、

あれも買えるこれも買えると欲が増す。

 

その結果として、

お金のために働く、お金の奴隷になってしまう。

 

目指すべきは、

自分たちがその場にいなくても、

その事業自体がお金を生み出してくれる仕組みを考えること

 

それが、

「お金が自分たちのために働く」ということ。

 

 

お金の流れの読み方を学ぶ

お金持ちになりたいなら、

お金について勉強しなければならない。

そして、大事なことは、まず最初に、

資産と負債の違いを知ることである。

 

資産は自分のポケットにお金を入れてくれるものであり、

負債は自分のポケットからお金を取っていくものだ。

 

この世の中には、負債を手に入れて、

それを自分の資産だと勘違いしている人がとても多いということである。

 

資産とは、「お金を生み出す仕組み」

と捉えてもらって結構だ。

 

資産なくして、

裕福になろうとしても限界がある。

 

収入を増やそうとすれば、

よりますます会社経営者のために働かなければならないし、

それに応じて、支出が増えてしまう。

 

さらに、持ち家を持っていれば、

住宅ローンやクレジットカードローンのために、

銀行のために働くということになる。

 

大事なことは、

資産(お金を増やす仕組み)を増やし、

あまったキャッシュフローを使って、

さらに資産を増やすよう組み込み続けること。

 

そうすれば、最終的には

自分自身が物理的に労働することなしに、

入ってくる収入を増やすことが出来る。

 

自分のビジネスを持つ

お金に苦労している人のほとんどの原因は、

一生他人のために働いていることにある。

 

毎日、いくら働いても、

結局は何も自分の手元には残らないという人が多い。

 

自分のビジネスを持つということこそ、

自分自身の「資産」を持つということに他ならない。

 

昼間のビジネスを続けながらで構わないが、

「本当の資産」を買い始めることが重要。

 

では、本当の資産とは何か。

例えば以下の7つがある。

  1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
  2. 債券
  3. 収入を生む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽、書籍などの著作権特許権
  6. その他、価値のあるもの、収入生み出すもの、市場価値のある物品など

 

資産の考え方の根底は、1である。

 

勿論、人それぞれで、向き不向きはあるが、

自分が好きな資産を手に入れることが、

長続きのためには重要である。

 

会社を作って節税する

自分のビジネスを築き上げたら、

会社を作り、自分の財産を守っていく必要がある。

 

会社の所得税率は、個人の所得税率より低く、

また、会社の場合は、

支出の一部は経費として差し引くことが出来る。

 

そうしなければ、

他人に雇われている人間の、

虚しいラットレースから

抜けだすことはいつまでもできない。

 

 

金持ちはお金を作り出す

個人の才能を開花させるのを阻害する要因は、

過度の恐怖心と自信のなさである。

 

専門知識も必要だが、

「お金を生み出すのだ」という度胸も必要になってくる。

 

専門知識としては、我々は、

ファイナンシャルインテリジェンスを鍛え、

お金を作り出すために頭を働かさなければならない。

ファイナンシャルインテリジェンスは、

以下の4つだ。

  1. 会計力。数字を読み、ビジネスや投資を築く
  2. 投資力。お金がお金を作り出すための仕組みを理解する力
  3. 市場の理解力。需要とこゆきゅうを理解する力
  4. 法律力。会計や会社に関する法律などに精通している力

大事なのは、

ファイナンシャルインテリジェンスを活かし、

「投資の仕組みを自分で作り出すことを考えること」であり、

パッケージ化された投資商品を買うことが投資家ではない。

 

そのためには、必要な技術は、

他の人が見過ごしてしまうチャンスを見つける技術を養い、

資金を集めるための技術を養う技術(銀行に足を向かわせる話ではない)

そして、最後に、

頭のいい人間を集めて組織する技術を磨くということだ。

 

 

お金のためではなく学ぶために働く

最後の教えは、

学ぶために働くということである。

 

働くことで大事なのは、いくら稼げるかではない。

むなしいラットレースにハマる前に、

自分の将来を見渡して、

自分がどんな技術を習得したいかをじっくり考えること。

 

また、専門性を高めることは、

高めれば高めるほど、

自分の身動きが取れなくなってしまうことに、

注意するべきである。

 

 

 

専門技術の中で最も大事なのは、

セールスとマーケティング、売る力だ。 

 

売る力は、相手にモノを伝える力であり、

人生を成功させるのは、

書く、話す、交渉するといったコミュニケーション能力だといえる。

 

それ以外には浅く広く知識を身につけ、

自分よりも頭のいい人間と仕事し、

一つのチームとして働かせることだ。

 

そして、本当の金持ちになるためには、

「もらう」ことだけではなく、

「与える」こともできる必要がある。

まずは与えて、次にもらうという精神が重要だ。