書籍を読んでも、
一定期間がたつと、内容を忘れてしまうのはなぜなのでしょう。
それは、あなたが、「消費型」の読書をしているからで、
「投資型」の読書ができていないことが原因です。
読んだ内容を忘れずに、
そして仕事につなげていくために必要な読み方、
アウトプットの仕方を学びましょう。
仕事に活かし、稼ぐ力を生み出していくことが、
この書籍を読むうえでのゴールとも言えます。
まず最初にあなたが定めることは、
「読書の目的」です。
その書籍から何を学びたいのかを整理してみましょう。
例えば、
「マーケティングで、何から理解すればいいかを知るため」、
「財務諸表で重要なことは何かを考えるため」など、
読書する人それぞれで、目的は異なります。
なあなあと読み進めると、単なる娯楽、
いわゆる「消費型」の読書になってしまいます。
「自分が書籍に何を期待しているのかを見える化する」
つぎに、書籍を読み進め、
自分の気になるワードをチェックしていきましょう。
いったんは、書籍全体を読んでからでも構いません。
2周目にて、最大16個まで、気になる部分をピックアップします。
そして、16個のキーワードをグルーピングしながら、
20字に纏めます。自分なりの言葉で構いません。
いったん、ここであなたの目的に沿った纏めが出来上がっていますが、
2W1H(What/Why/How)を使って、すこし深堀しておきましょう。
Whatは、要約の補足詳細です。
最大3つまで補足内容を書き留めましょう。
Whyは、要約の背景です。
なんで、その20文字なのか、なぜ大事なのか等、
第三者がその20文字を読んだときに疑問に思いそうなことを、
最大3つまで書き留めましょう。
最後はHowです。3つのなかでもHowが最も大事です。
その20文字の学びを受けて、
「あなたは具体的にどのような行動に活かすのか」です。
こちらも最大3つまで書きましょう。
特に気を付けてほしいことは、
具体的な行動にまで表現されているかどうかです。
分かりやすい例でいえば、
「早起きすることは健康にいい」と学んだとして、
「毎日早起きする」をHowにしてもあまり意味がありません。
何時が早起きなのかが曖昧ですし、
いつ早起きするのかも決まっていないからです。
書き換えるとすれば、
「平日6時にアラームをセットし、6時半から15分散歩してから、
コーヒーを飲み、出勤の準備をする」等。
具体的な行動目標であるほうがあなたにとっては良いです。
学びを要約することは、
自分にとって有益なことですが、
学びを仕事につなげていくには、
「他者貢献すること」を意識することが大事です。
他者貢献する上でも、
やることに変わりはありません。
誰の、どんな悩み・望みを解決してあげたいのかを決めます。
(例:〇〇さんは、XXXすることができなくて困っている。)
悩み・望みに対する「問い」を定めます。
(例:どうすれば、XXXできるよう成長できるのか)
「問い」に対する回答を20文字で要約します。
(例:まずは手前のYYYとZZZで練習を積むべき)
2W1H(特にHow)で、本人に分かりやすい表現をします。
(例:1日1時間、YYYとZZZをする時間を作る 等)
他者に貢献することこそ、
あなたの学びを仕事につなげ、
稼ぐ力に転換していくことができます。