新社会人から中堅社員ぐらいまでには
マスターしておきたいロジカルシンキング。
その名著をポイントを押さえて要約しました。
ロジカルシンキングは必須のビジネススキル!
では早速整理していきましょう。
目次
ロジカルシンキングとは
正しいコミュニケーションを行い、
物事を先に進めていくための手段です。
当たり前のことですが、
コミュニケーションの目的を見失わないことは重要です。
つまり、課題・テーマは何なのか、
そして相手にどんな反応を期待しているのかが、
(理解してほしい、アドバイスしてほしい、行動に移してほしい等)
明確に決まっていることが大事だということです。
そして、相手に伝えるメッセージについては、
結論は何になるのか
その結論が妥当だと説明する根拠は何か、
その結論がアクションであれば、どういう方法で実行するのかが、
正しくつながっていないと、相手に期待する反応をもらえません。
相手に伝えるメッセージを
構造的に整理し、組み立てる技術なのです。
ロジカルシンキングは2種類の技術に分かれます。
論理的に思考する技術と、
論理的に構成する技術の2つです。
論理的に施行する技術
まず論理的に思考する技術は、
2つの要素から構成されます。
MECEとSo What/Why So?です。
MECEとは
どうすれば、漏れなくダブりのない検討、
仕分けができるでしょうか。
勿論、いろんな経験を重ねることで
パターンを身につけていくこともできるが、
ビジネスでよく使われるフレームワークを覚えておくことで、
共通言語としてすぐ通じるという
メリットを享受できることも念頭に置きたい。
3Cや4P、バリューチェーン、
効率・効果また質・量という組み合わせ、
事実・判断という分け方も覚えておくとよい。
うまくあてはまるフレームワークがなく、
自分でゼロからMECEに分けていかねばならない場合、
「Aである・Aではない」というYes/Noで分けていくことで、
ゼロから作ることができることも覚えておこう。
So What/Why So?とは
So What/Why So?は、
話のつながりが無くなっていないか、
トんだ説明になっていないかをチェックするための技術だ。
日本語で言い換えるなら、
「だからなにが言えるのか?」と
「どうしてそう言えるのか?」という問いかけです。
その2つの問いかけを自分自身に投げかけたとき、
結論と根拠が(もしくは結論と方法)
背中合わせの関係になってるかを確認する技術です。
自問自答し、自分が納得していないものは、
相手が聞いたときに納得しないのは当たり前のことなのです。
論理的に構成する技術
論理的に構成する技術は2つの論理パターンを覚えます。
並列型と解説型です。
どちらのパターンにせよ、
MECEとSo What/Why So?をうまく組み合わせていくことには変わりません。
並列型
並列型は、ピラミッド構造でもあります。
結論に対し、根拠をMECEに並列させ導き出します。
結論と根拠に対し、
根拠は横にMECEに広がります。
それらの根拠をまとめたときに、
結論と根拠の関係がSo What/Why So?で
矛盾がないかを確認されています。
例えば、新規事業を行うべきかという課題・テーマに対し、
結論としては、新規事業を行うべきだったとする。
根拠としては、MECEにするため、3Cをつかう。
こういった論理構造を、並列型という。
解説型
次に解説型だが、
結論に対し、根拠は、
事実→判断基準→判断内容という流れで解説される。
例えば、ダイエットすべきかという課題・テーマに対し、
ダイエットすべきだという結論があったとする。
根拠を解説すると、
事実として、BMIが標準を大幅に超えている。
判断基準として、健康維持効果と、
どれくらい時間がかかるかの効率が基準。
判断内容として、
健康維持には適正に体重を維持することが必要で、
週2回程度の運動であれば効率的に実現できる。
だからダイエットすべきだ。
といった構成になる。
最後に
最後にあらためて纏めると、
MECE、So What/Why So?の思考技術と、
並列型、解説型の構成技術を組み合わせ、
相手に伝えるべきメッセージを伝えることで、
相手に期待する反応をもらえるようになることが、
ロジカルシンキングを習得するための目的だということです。