当書籍は偉人たちの習慣を紹介し、
偉人の習慣を自身の生活に適用することで、成長していこう!
といった内容です。
ただ、そんな簡単にマネできるようなものは少ないし、
全部実現しようものなら、それだけで挫折する。
全体に目を通したうえで、
役に立つ、かつ明日からでも実践できる内容を紹介したい。
一日5分だけでも新しいことを考える時間を作る事。
アウトプットがない日はない日で仕方ないが、
ミニマムでも習慣を作り、続けることの大切さを感じたい。
・ささいな問題はあらかじめ選択肢を決めておく(リチャード・ファインマン)
一番簡単なものは、服装を決めておくことかもしれない。
例えば靴下をすべてそろえ、同じ種類のものを履き続けるだけでも、
靴下を選ぶのに迷う時間を減らすことができるだろう。
ただ、せっかく同じ選択肢を取るのであれば、
自分のブランドになるような選択を続けるのが良い。
例えば、ネクタイは同じ赤のものを選び続け、
熱血漢で、熱い思いを持つ人間だというブランドをつくるなど。
・ランチを減らして集中力を高める(ウォルト・ディズニー)
単純に、炭水化物を減らすという話だと思ってもらって構わない。
ついつい、ランチを外食するとカロリー高になり、集中力がなくなる。
どうせなら夜、家に帰ってから好きなものを食べればよい。
ただし友人、同僚との時間も大事なので、
あくまで一人で昼食をとる場合に限った話だろう。
・メモから過去の知恵を借りる(クエンティン・タランティーノ)
日ごろの日常会話や、友人の面白いと思った会話などメモに取る。
振り返った時に、良きアイデアになることがある。
また、相手と会話した内容を、メモし続けておくのは重要だ。
次回相手と雑談する際にも、前回の内容を踏まえておけば、会話が弾む。
・アイデアが欲しい時は散歩する(ルートヴィヒ・ベートーヴェン)
考え事をするとき、うろうろ歩き回る人がいるだろう。
個人的には、ごく自然の生理現象のように思っている。
体に心地よい刺激があれば、考えも弾む。
屋内を歩いていても、視覚の刺激は少ないので、
出来れば外を軽く歩くのがよい。
・どうせなら夢を語る(ラリー・エリソン)
有言実行、「コトダマ」という言葉があるが、私の解釈とは異なる。
夢を語り続ければ、同じ思いを持った人が自然と集まるし、
自分が次に何をすればよいのかが分かってくる。
もし、その夢を語り続けた時に、自分で腑に落ちなければ、
他に探すべき自分の答えがあるということも自ずと分かる。
もしコロコロ夢を変えてしまえば、
「あいつはいつも言ってることが違う」と、
悪評が立つように不安に思う人もいるかもしれない。
何も言わない、何も考えない人に限って、
人のことを批判するのが好きなものである。
・本はノートのように使い倒す(アイザック・ニュートン)
買った本をインテリアのように飾ってないだろうか。
本には賞味期限があると感じて買うのが良い。
重要なところをかいつまんで使い倒せばよい。
本を買うときに、目的・ゴールを持ったうえで買っていますか?
・相手を言い負かす技術を知っておく(アルトゥル・ショーペンハウエル)
サラリーマンをまじめにやっているだけでも、
不快な思いにさせてくる相手というのはいるものだ。
そんな相手に自分の時間を使うのは本当にもったいない。
以下の言い負かす技術を知っておき、いざというときに役立てればよい。
「相手の意見を利用し、言い返す。揚げ足を取る」
例)この会社はもうだめだ⇒では、この会社を辞めればよいのでは。
「相手の意見を拡大解釈し言い返す」
例)キャッシュレスはセキュリティが危ない。⇒新技術はすべて危ないということか。
「相手の主張をカテゴライズし、抑え込む」
例)それは概念論でしかないですね。疑似科学の一種ですね 等
「論争の進行を邪魔して話題をそらす」
例)その話をしても、本題ではないから、XXXの話に戻しましょう。等
「相手の主張ではなく、人格を攻撃する」
例)あなた、昔から性格が悪かったでしょう。などと相手の信頼性を下げる。
「理性ではなく権威にアピールする」
例)孔子曰く、、、昔の偉い人が言った言葉ですが、、、、
・他の人の仕事にも関心を持つ(フランシス・クリック)
自分の価値観を広げるのにも重要。
全く違う業界でも、ビジネスの本質は一緒であったり、
課題として存在するものは共通していたりするものである。
人の仕事から、自分の仕事への解決策の糸口が見つかれば儲けもの。
・自己暗示の呪文を言う(ロニー・コールマン)
自分に自信を持つ習慣をつくるのは重要。
気持ちの切り替えにも使える。
平日の仕事が終わって、クタクタになったときも、
帰り道歩きながら、
「自分ならできる。いまから勉強するぞ、筋トレするぞ」と、
唱えるだけで、すこしはやる気になるし、馬鹿にはできない。
・情報は直接手に入れる(スティーブン・スピルバーグ)
評論家はやめよう。書籍やWebで知った知識を、
さぞ経験したかのように語るのはやめよう。
自分の実経験や、現場を直接見て知った情報よりも
現実味があり、信頼感のある情報はない。
・刺激を与えてくれる友を持つ(クルト・ゲーデル)
モチベーションはひとりだけでは続かないもの。
「自分ももっと頑張らないといけないな」と思える友人を持つことは重要
しかし、あくまで「人は人、自分は自分」の精神は持っておく。
相手がすごすぎて、自分のことが嫌になっても何の得もない。
自分が成し遂げたい目標を明確に持っておけば、
他人がどんなに凄くても、
自分と全く同じ目標を進むわけではないので関係ないのだ。
・勉強は理論と実践の両輪とする(ブルース・リー)
さきほどの評論家の話と同じ。
どれだけ知識をつけても頭でっかちである。
アウトプットすること、実際に試してみることが大事。
「分かる」と「出来る」は全く違う次元であることを理解しよう。