今回の要約は、
新しい時代のマーケティングを理解したい方にとどけます。
現在のわたしたち消費者の欲求は、
役に立つよりも、”意味がある”ことに価値を求めています。
ストーリーが大事とも言えるでしょう。
言い換えるなら、消費者は、自分のアイデンティティの一部になったり、
所属欲求を満たしてくれることをブランドに求めています。
近年、コロナ禍もあって、ますます人間関係が希薄になりましたね
最終的なアウトプットではなく
プロセス(過程)を共有しながら、
話を聞いている人が自分から進んで一緒に歩きたくなるような
ストーリーを作っていくことがマーケティングの成功の秘訣です。
この時代をプロセスエコノミーの時代だと言います。
いったい、どうやったらいいのさ?
プロセスエコノミーで共有すべきはあなたの「心(why)」です。
あなた自身が持つwhyを共有し、
顧客と一緒に歩いていくことが重要です。
では、whyとはどうやって見つけたらいいの?
whyの条件は3つあります。
- あなたが得意なことであること
- あなたがそれを行っていて楽しいと思えること
- それを続けることが誰かの役に立つこと
この3つがそろったものは、
あなたが夢中になって出来ることでもありますし、
他の人には決して真似できないことでもあります。
他人の役に立つ、自分の「好き」を見つけたらいいのかな
これまで語った通り、whyを見つけて、プロセスを開示し、
一緒にストーリーを作っていくことは成功の秘訣ですが、
注意しなければならないことがあります。
気を付けることなんてあるの??
ストーリーを顧客と一緒に作り上げていくとき、
whyを見失ってしまうと、顧客からの評価や反応を気にして、
本来の自分がブレてしまうことがあります。
例えば、Youtubeであれば、
コメントやスーパーチャットを気にして、
本来自分がやるつもりがないことに
気を使わなければならないときもあるかもしれません。
自分がブレて、ファンを失ってしまうだけならまだマシでしょう。
原寸大の自分を超えた、顧客が求めるwhyに囚われて、
かりそめの自分を演じ続けなければならなくなってしまうと、
いつかは大きな失望、破滅を呼び込んでしまうでしょう。
簡単なようだけど、自分を見失わないことですね!