【殿堂入り】読者が選ぶビジネス書グランプリ2024総合グランプリ受賞!本当に買ってよかった「きみのお金は誰のため」を要約してみた!

今回は、読者が選ぶビジネス書グランプリ2024で、
ぶっちぎりの総合グランプリを受賞した、
「きみのお金は誰のため」を紹介します。

この書籍の内容は、
企業でビジネスを作っていく、

もしくは発展させていく管理職、
また自営業、個人事業主として、
社会に対して商品やサービス提供する方、
もしくは、地域貢献として、
社会活動を行っている人に
届いてほしいと思います。

この本で言いたいことは、
このブログのテーマでもあります
ので、
気合を入れてしっかりと
レビューしていきたいと思います。

 

15万部突破は異例のベストセラー!

 

実は、あらすじだけ、以前の記事でも紹介しています。

biz-book-review.hatenablog.com

 

中学生の優斗くんと、
投資銀行で働く七海は、
ふとしたきっかけで、
「ボス」に出会い、彼のもとで
「お金」について学んでいく。。。

 

お金の3つの謎、
格差の謎、社会の謎、
そしてボスに秘められた謎、、、

 

この書籍を読み終わるころには、
あなたはもしかしたら
目頭が熱くなり、ひょっとしたら
涙を流してしまうかもしれません。

 

ストーリーがとても魅力的で、
読みやすい内容となっています。

ぜひ手に取って読んでいただきたいので
今回はキーポイントに絞って
要約、紹介させていただきます。

 

では、さっそく読んでまいりましょう。

目次

 

お金の謎1

私たちの多くはお金のために働き、
お金に感謝し、年収が高い人はえらく立派で
貯金が多い人が幸せだと感じています。

そんな人たちのことを、
「お金の奴隷」と呼んでいます。

お金の正体がわからないと、
私たちは奴隷のまま
生きていくことになる。

奴隷として生きるのは嫌だな

奴隷にならないためには、
お金の正体、つまり3つの真実があることを
理解する必要があります。

お金の3つの真実
  1. お金自体には価値がない
  2. お金で解決できる問題はない
  3. みんなでお金を貯めても意味がない

 

お金自体に価値がないというのは、
ひとりひとりにとっては、
もちろん価値あるものだが、
社会全体ではお金自体に
価値がないということを指します。

 

国が貨幣を使うことを採用し、
税金を導入したから、
社会が循環するようになっている。

 

お金の謎2

私たちは、普段お金があれば
解決できないことはないと
感じているでしょう。

あくまで、その考え方は、
お金を受取ってくれる相手がいる
という前提でのお話でしかありません。

ジンバブエドルのことを思い出しますね。

では、お金は何に役に立つのでしょう。

お金を持っていることの力は、
あくまで「選ぶ力」にしかならない。

コロナや地震などの災害時、
多くのお店がやっていなかったとき、
つまり、選ぶことができないときには、
お金の選ぶ力は役に立たないということなんです。

 

コンビニから商品が消えたときは、
ショックでしたね。

 

そして、私たちの社会は
ムダを減らすことによって
成長を続けてきました。

ムダがなくなり、新しいことに
チャレンジできるようになる。

そうして、私たちの社会が
より豊かになっていく。

 

ロボットやAIに、
私たちの仕事が脅かされている説は、
むしろ、逆だと考えたほうが良い。

 

お金の謎3

ここから、個人の話から、
より社会に焦点を当てた話になっていく。

みんなでお金を貯めても意味がない。
みんなでお金自体を増やそうとしても、
社会全体での椅子取りゲームになる。

 

私たちはみんなで揃って
単純にお金を貯めるのではなく、
未来の持続的な社会に対して
お金を使っていくことが必要。

具体的には、将来の年金問題に対して、
お金を貯めようとしますよね。

老後の年金2000万円問題ですね!

 

個人レベルならそれでも問題ないですが、
文社会レベルでは、椅子取りゲームになるため、
少子化を食い止めたり、
生産性を高めることが大事。

お金だけあってもジンバブエみたいになると意味ないですよね

そして、未来に向けては、
社会基盤や生活設備、
技術や制度に投資するしかできず、
私たちがやるべきことでもあります。

 

格差の謎、社会の謎

そもそも、格差を語るうえで
注意したいこととしては、
私たちが普段イメージしている金銭的な格差と、
生活の豊かさの格差は異なるということ

お金の格差と暮らしの格差
とも言えます。

例えば、昔はTVは高級品で、
持っている人持っていない人で、
暮らしの格差はありました。

いまでは、スマホは誰でも
持っているような生活基盤で、
暮らしの格差は
昔と比べてなくなっています。

 

格差のない豊かな生活を提供する人が、
お金持ちになっていることが多いです。

 

目指すべき姿としては、
格差のない社会を実現しようとした結果、
お金持ちになっているというのが
望ましいのかもしれません。

 

社会の役に立って、
お金持ちになってるのが理想ですね!

 

お金は水のように
社会の中を流れていく。

より良い社会を実現しようとすると、
そこにお金が流れていきます。

お金が流れることで
水たまりができやすい場所がある。

 

社会の格差として、
理解しておくべきことは、

全体の預金が増えているのは、
誰かが借金をしているだけということ

同じ国の中で考える限りは、
国が借金していても、
私たちの生活自体が
苦しくなるわけではありません。

借金する国が破綻してしまうのではなく、
働けない国が結果、破綻になってしまう。

近年だと、スリランカが破綻しましたね。

 

 

私たちが外国に頼る以上は、外国に対して
どんな価値を提供できるか考えるのが大事で、
私たちの生活を豊かにするカギ。

人から人への贈与、つまり
誰かに貢献したいという気持ち
過去から現在そして現在から未来への贈与が
経済を発展させる。


さいごに

「きみのお金は誰のため」を、
ストーリーには触れず、
重要な要素をピックアップして
説明してきました。

要約して感じたことは、
優斗くんと七海さんの
ストーリーを通してはじめて、
この物語が自分たちにとって
重要だと理解できるということでした。

 

ネタバレになってしまうので、
ボスとの話は触れることはできませんが、
ストーリーは絶対に一度読んでいただきたい。