外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

日ごろの仕事に繋がるような

読書の仕方はどうすればよいでしょうか。

 

なんとなく読んだけど、

学びになってないとか、

全部読んだけど結局よくわからなかった等

読書に対する悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

 

 

読んだことに満足して何も残らないんですよね

 

今回は、読書を仕事につなげる方法について

要約していこうと思います。

 

 

成果を出すための読書は、

ビジネス書をしっかり読むこと

教養に関する本を広く浅く読むことの2つに尽きます。

 

また、ビジネス書でも教養書でも、

積極的に多くの本を同時進行で読むことは大事です。

1冊ずつ読み終わってから次に行くのは、

自分の時間が勿体ないです。

 

その日の気分で良いので、

気分にあったものを読み進めていきましょう。

 

最初に2種類あると言いましたが、

まずビジネス書は、読むべきものが

だいたい決まっています。

 

それは、いわゆる古典と言われおり、

ビジネスの現場でも従来多くの人が読んできたものです。

 

例えば、ポーターの競争優位の戦略がソレです。

 

古典には重要な要素が詰まっています。

もしとっつきにくいとしても、

解説書や入門用に変換した本を読むくらいなら、

できるだけ原作を読むようにしましょう。

 

狭く深く読んでいくことになります。

 

本書では、読むべきビジネス書を、

初級、中級、上級に読み順を分け、

「ビジネス書マンダラ」としてマッピングしています。

 

 

これを読むだけでスゴくスキルアップしそう!

 

なお、マンダラの中心には、

経営戦略、マーケティングファイナンスがおかれています。

 

中心部分から読み進めて、

ビジネスの基礎体力を養いましょう。

 

次に教養書ですが、

広く浅く読み進めていくことになります。

 

昨今のビジネス環境の変化の速さや複雑さに対して、

先ほど紹介したビジネス書で得られるような基礎体力は

ほとんど役に立ちません。

 

そういった応用力は教養書を通して得られる、

人間の本質への洞察力や、

組織や社会の特質への洞察力がカギになってきます。

 

では、一言に教養書と言って、

どんなものを読めばよいでしょうか。

大きく7つのカテゴリーがあります。

 

  1. 哲学(近・現代思想
  2. 歴史(世界史・日本史)
  3. 心理学(認知・社会・教育)
  4. 医学・生理学・脳科学
  5. 工学(含コンピュータサイエンス
  6. 生物学
  7. 文化人類学

 

教養書選びは、役に立つかどうかよりも、

自分が面白いと思えるかのほうが大事な軸です。

 

ビジネス書と違って、

すぐにビジネスに直結するものではないため、

心から面白いと思えるか否かが、

自分の力になるかの分かれ目になります。

 

また、教養書を選んでいくうえで、

もう一つ視点を持っていると良いでしょう。

 

その教養書は、自分のブランドになるということ。

教養書を読むことで得られた自分の価値観は、

自分の血肉になります。

あなたらしさを形成するものになるので、

教養書は自分のブランドづくりの一つとも言えるでしょう。

 

少し脱線しますが、

セルフブランディングについてお勧めの書籍はこれです。

(コレもいずれは要約として紹介したいです)

 

話は戻りますが、教養書はそのまま読むだけだと、

ビジネスとは関係ないものになってしまいます。

 

自分が面白いと思った部分を、

抽象化、一般化し、ビジネスや実生活に転用できるように咀嚼します。

そして、ただの学びに終わらせず、

具体的なアクションを自分に設定することです。

 

そうすることで、教養から得られた知見が、

自分の血となり肉となり、

ビジネス課題を解決していくための重要な応用力になるのです。