【永久保存版】これからの課長に絶対に必要な社内政治の教科書を要約してみた!

読んでもらいたい人
管理職になろうとしている方や
課長に初めてなった人のなかで、
特に社内政治という
ことば自体が嫌いな人

苦手だからこそ、
要約から学んでほしいと
切に願っています。

 

今回の内容は、 会社の中での
いわゆる管理職、つまりは
「課長」ポジションに向けて
書かれた書作ではある。

 

どんなコミュニティに所属していようと、
相手を動かすためには、
交渉術や政治力が必要となってくる。

 

逆説的であるが、こういった
泥臭いコミュニケーションが嫌いな人ほど
読んでほしい。

 

この本に書かれていることを、
知らずに社内政治に巻き込まれるのと、
知っていて敢えて巻き込まれるのでは、
あなたにとって大きな違いとなる。

 

では、さっそく
レビューしていきましょう。

 

【Amazon】社内政治に関係する書籍一覧

 

 

 

目次

 

「社内政治」とは何かを理解する

社内政治は、必要悪だとか、
不要なものだとか考えられがちである。

 

しかし社内政治は、
そのどちらでもなく、
我々が集団生活を行っている以上は、
いままさに目の前で起きている「現実」だ。

 

「管理職」という言葉でイメージされるが、
ある程度の役割に立つと、
集団を引っ張っていくことが求められる。

 

そのとき、社内政治という名の
「現実」に目を背けることは、
本人にとっても、また、
あなたを慕っている人にとっても
不利益になってしまう。

 

「社内政治」は、
長期戦であるため、
事前に理解、イメトレする必要がある。

その場その場で
八方美人な振舞いをすることは、
いずれ、八方ふさがりとなる。

また、社内政治とは、
あなたの影響力を広げていくゲームだ。

言い換えるならば、
社内でのあなたの信頼を
積上げていくことが重要なゲームなのだ。

 

社内政治とは

キャリアアップする上で、
誰もが避けられない現実。

今後もずっと続くため、
その場しのぎでは耐えられない。

一種のゲームのようであり、
信頼を勝ち取り続けることが
勝利条件だということ

 

基本的な動き方を理解する

社内政治とはナニモノかを説明してきた。
では、そのなかであなたは
どう立ち振る舞えばよいのだろうか。

 

基本的な立ち回り方は、
あなたは社内での
味方を増やすことである。

 

味方になってもらうためには、
「あなたは私にとって重要な存在だ」
というメッセージを伝えていく。

 

具体的には、
日々の挨拶や、名前で呼ぶ、
その人のエピソードに合わせた話題を振る等、

些細なことからしっかりと、
相手へメッセージを伝える。

 

また、相手からの信頼を得て、
味方を増やしていくためには、
相手が求めるものを与えてやることが重要だ。

 

ここで気を付けるべきことは、
与えたものについては、後に引かない。
決して、見返りを求めてはならない。

 

ただ、あなたが相手に
求めているものを与えたとき、
その後の相手の行動は注視しなければならない。

 

あなたが与えたことに対し、
恩義に感じ、何か行動に移しているか
それとも、口だけで、
あなたのことを利用しようとしているのか。

 

相手が求めるものを与えた時、
その後の行動として、
あなたを利用しようとする
単なるエゴイストの行動であれば、
その相手から「適切な距離」をとること。

 

気を付けるべきは、わざわざ指摘し、
相手を辱め、陥れる必要なんてないこと。

 

「ひとつ新しいことを学んだ」ぐらいに受け止め、
また、違う相手との関係を深めるほうが
あなた自身のためである。

 

では、誰を味方にするべきなの

 

先輩や上司を味方にすることは、
あなたの影響力を上げることに有益だ。

 

しかし、社内の影響力は栄枯必衰
その影響力はいつなくなるかわからない。

 

もしあなたが、
これから味方を増やし始めるのであれば、

「自分よりも立場が弱い相手」を
味方にしていくことから始めよう。

 

何かあった時に、
最後の最後を支えてくれる味方は、
その人たちだからである。

 

また、裏を返せば、
最も敵に回すと怖い相手でも
あるということだ。

 

社内政治の基本ルール

社内の味方を増やすこと

そのためには、
相手を大事にしていることを
言葉や態度で示すこと

良い反応で返してくれる相手は
大事にすべきだが、
利用して来ようとするなら、
適切に距離をとる。

先輩・上司ではなく、
自分よりも立場が弱い人こそ
あなたが味方にすべき相手である。

 

部下や後輩との付き合い方

あなたが管理職に就いたとき、
3つの仕事があると理解しよう

  • 現場で起こっていることを経営陣に正確に伝え、
    経営の意思を部下に実行させる
  • 市場や会社全体の動きを見据え、
    かの中長期的な方針・目標を明確にし、
    部下に共有するとともに業務進捗管理する
  • 部下を指導・育成、監督するとともに
    働きやすい環境を整える

 

まず、あなた自身も
経営に携わる一人として意識するのが良い。

 

部下に対しては、「平等な」扱いではなく、
個人個人の都合を配慮し、
公平に「えこひいき」する。

 

そのためには、普段の部下のことを
細かく観察してあげなければできない。

 

人事に対しては、
自身の部下が、早く昇格できるように計らい、
より一層成長できるように
部下同士で競争させてやることが、
課長としての役割でもある。

 

部下や後輩への社内政治

経営に携わる人間として、
会社の方向性を正しく伝える。

どれぐらい自分の味方に
なってくれるかを考慮し、
公平にえこひいきしながら、
より一層早く昇格できるよう
成長させることが
部下や後輩への社内政治

 

上司との付き合い方

部下とのコミュニケーション以上に、
上司とのコミュニケーションは難易度が高い。

 

まず心得るべきことは、
上司に対して、「好き嫌い」の
感情を抱かないことである。

 

上司は「クライアント」だと意識し、
相手が求めるコミュニケーション方法で
日々の業務や進捗報告することだ。

 

嫌いな上司であるほど、
褒めてあげるのが良い。

面と向かってほめるのも良いが、
本人のいないところで褒めるほうが有効だ。

 

まわりまわって、
本人の耳には入るし、
そのときの評価のほうが高い。

 

あなたの目の前の上司と、
良好な関係性を構築できたのであれば、
2段階上の上司や、
上層部との関係を作っていく必要がある。

 

彼らは、想像以上に忙しく時間がない。

彼らとの接点が持てたときには、
現場を見ているからこそ知りえる、
経営判断に資する情報を報告するのが良い。

 

現場の知見と、経営的な感覚を持っている、
優秀な人材だというイメージを持ってもらえる。

 

また、上層部に覚えてもらうためには、
「社内の横のつながり」を作ることも有効だ。

 

自分が主催者となり、
社内勉強会を開いたりなどすることで
横のつながりを作りながら、
上層部へのアピールするのが良い。

上司への社内政治

上司は好き嫌いでなく、
クライアントとして扱う。

嫌いな相手ほど、
間接的にほめることが
潤滑なコミュニケーションとなる。

上司にインプットすべきは、
現場ベースだからこそわかる
経営判断に資する内容。

それ以外にも、勉強会など、
社内の横のつながりを作ることで、
仕事以外でも優秀な人材だと、
上層部から認識される。

 

まとめ

社内政治の基本ルールと、
部下・上司、そして横の繋がりとの
コミュニケーションルールを
一通り解説してきた。

 

集団生活を営む限り、
どこにでも「社内政治」はある。

 

社内政治に辟易しているとしても、
あなたは、相手からの
信頼を積み重ねる必要がある。

 

部下に対しては、
個人個人に合った依怙贔屓をしてやり、

上司に対しては、彼らの求める形式で
報告・コミュニケーションする。

 

また、直上の上司だけに限らず、
上層部に対しても、自分の顔を売ることで、
社内におけるあなたの影響力を高めることが重要だ。

 

そして、最後になるが、
ときには会社の中に、
「派閥」というものも
出来上がっている場合がある。

 

「派閥争いに巻き込まれたくない」

そう思っているあなたでも、
派閥から完全に距離を取り、
孤立してしまうことは
あなたとあなたの周りの不利益となるためお勧めしない。

 

閉鎖的な派閥に巻き込まれると、
足の引っ張り合いになってしまい、
あなたのキャリアの幅が狭まってしまう。

 

自分の損得を見極め、
各派閥への参画を検討し、
基本的には、
平和的外交に勤めるのがよい。

 

【Amazon】社内政治に関係する書籍一覧

 

次に読むべき書籍

社内政治の教科書を要約したのちに、
管理職になったばかりの皆さんには、
つぎの3冊をぜひ見てもらいたい。

 

「人事の超プロが明かす評価基準」

課長からつぎのステップを目指すうえで、
どのような評価基準が存在するのか
実情を知っておくべきのため、
お勧めします。

biz-book-review.hatenablog.com

 

「影響力の武器」

ベストセラーなので、
すでに読んだことがあるかもしれません。
管理職として、
様々なステークホルダー
交渉していくために
必要な考え方を学んでほしい。

biz-book-review.hatenablog.com

 

「マネジメント」

言わずもがなですが、
名著の中の名著。
組織を運営していくうえで
ドラッカーの思想は理解し、
自分の考えに参考にしてもらいたいです。

biz-book-review.hatenablog.com