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転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

自身のキャリアをどう考えていくか。

終身雇用制度は崩れ始め、

働くこととは何かに悩みながら

会社に勤めている人は少なくない。

 

本書は20-30代の、

今後のキャリアをどう考えていくか

答えを探している人には最適な本である。

 

概念論だけではなく、

具体的に自分がどのようなアクションを取ればよいか

明確に示されているので、

自分のキャリアに悩むたびに、

読み返す価値のある一冊だと感じた。 

 

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

 

 

 

目次

全体構成

 

自分自身のキャリアを自主的に選んでいく、

そういった生き方が転職2.0時代の生き方である。

 

要素は5つのパートに分けて語られる。

さきに結論だけ述べさせてもらおう。

それぞれ、転職2.0では、

転職を以下のようにとらえている。

 

①目的:自己の市場価値最大化の手段

②行動:自身のタグ付けと情報発信

③考え方:ポジション思考

④価値基準:シナジーで仕事を選ぶ

⑤人間関係:広く緩いネットワークづくり

 

転職の目的

転職活動をしていると、

企業比較の目線が、年収・仕事環境ばかりに目がいってしまう。

しかし、本当はそうではない。

 

自身の市場価値を上げるための一つの手段として、

「転職」という選択肢があり、

「いつまでに何を達成したいか」

「そのために、どの会社でどんな経験を積むべきか」

を考えることが必要である。

 

もちろん、右も左もわからないから、

いろんな会社を経験して、

自分の達成したいことを明らかにしていくという考え方もアリだと思う。

 

そもそも、働くこと自体に

どんな目的意識を持てばよいかに

悩んでいる人は、以下の2冊の書籍を参考にしてほしい。

biz-book-review.hatenablog.com

 

biz-book-review.hatenablog.com

 

 

取るべき行動

では、自分が目指すべき姿を描いたときに、

どのような行動をすべきか。

 

自分が、市場で通用する強味や適性(=「タグ」)

を明らかにしていくことである。

 

自分のタグを明らかにし、

自分が持っているタグを周囲に発信することで、

思いもせぬ案件相談が舞い込んでくるようになる。

 

自分が持っているタグが何なのかがわからない場合、

まず職務経歴書を書いてみるとよい。

 

転職サイトに登録すると、

マイページ上で自身の職務経歴を入力することが求められる。

テンプレートなどを用意してくれているので、

それに沿って書いてみる。

 

職務経歴書が出来上がったら、

そこから、自分のタグになりそうな内容を

ピックアップしてみるとよい。

 

また、「友人に他己紹介するとしたら、自分はどんな人間か」と聞いてみるのも良い。

さらには、キャリアコンサルタントにアポを取り、自信を客観的に見たり、

自分と似た経歴を持っている人からヒントを得ることも、

自分のタグを知るためには重要な行動である。

 

自身のタグを明らかにしたら、

タグに沿って情報発信していくこと。

「この話になったら〇〇さんだ」と想起される人材を目指す。

身の回りの人からで良い。

自分のタグを浸透させていくことが重要だ

 

タグは掛け合わせることで、よりあなたの強みになる。

「英語ができる」だけでは差別化されないが、

例えば、「金融知識がある」×「英語ができる」とかけ合わせれば、

競合が減り、自分の強みが増してくる。

 

タグは、自分の現業で身に着けていくものもあれば、

転職しなければ、手に入らないタグもあるので、

自分が目指したい姿を鑑みて、選択肢を選んでいく必要がある。

 

キャリアの考え方

自分が目指すべき役割(=「ポジション」)を明確にすること。

それが、「ポジション思考」であり、

キャリアを選ぶ時の基本的な考え方となる。

 

もう少し、具体的にイメージしやすくすると、

ポジションとは、「所属部門」と言い換えることもできる。

営業部門のリーダー、システム部門の運用担当者等々、

より細分化することが出来る。

 

どの業界の、どのポジションに身を置きたいのかを考え、

自分のタグを活かし、

もともとのポジションを活かした他業界転職や、

同業界で、別のポジションへの転職にチャレンジしていく。

 

市場でホットなポジションは何かを知りたい場合、

定期的に求人情報をチェックすることで、

いま求められている人材像がわかるのでオススメだ。

(もちろん、ブラックで慢性的に人材を募集しているポジションも中にはある)

キャリアコンサルタントに話を聞くことで、

より具体的にイメージできる場合もある。

 

ホットな業界がどこかを知りたい場合は、

その業界No1である企業のIR(有価証券報告書)を読むと、

その業界全体の状況や、脅威、機会をレポートしているので

非常に参考になる。

 

業界内のNo2以下の企業のIRでは、

リーダー企業へ対抗するための報告がメインになりがちなため、

業界全体を俯瞰するのであれば、業界No1の企業を分析するのが一番良い。

 

選択すべき価値基準

自分の目指す姿を定め、

タグを整理し、組み合わせていくことで強みを引き出す。

どの業界の、どのポジションで能力を発揮していきたいかを考えたら、

それに見合う企業へとコミットしていく。

 

では、実際にその会社に転職したときに、

思った通りに能力を発揮できるのか、

また、自分が手に入れたいタグを手に入れることが出来るのかが重要だ。

 

会社のネームバリューに囚われてはいけない。

自信が目指す姿に向けて、必要なタグを身に着けられるのか、

発揮したい能力を発揮できるのかを見定めなければならない。

 

言い換えれば、

あなた自身とシナジーのある会社を選ばなければならない

 

キャリアコンサルタントから、

その企業の情報をヒアリングすることも可能だが、

採用が盛んな企業ばかりを紹介される可能性もある。

 

まずは、企業ホームページやSNS

クチコミサイトの情報をもとに、

自分の価値観とマッチするかどうか、

シナジーがあるかどうかを幹割る必要がある。

 

また、自分の役割を超えて仕事をしたいなどの理由で、

ベンチャーを探すのであれば、

①成長市場に挑戦しているか、

②良いベンチャーキャピタルから支援されているか、

③商品サービスは、良いと思えるか

④企業ミッションやビジョンに共感できるかを重視したい。

 

面接では、自分のイメージと、リアルのギャップがないかを、

しっかりと見極める必要がある。

 

採用側も、回答は事前準備しているので、

表面的な質疑応答にならないようにしたい。

 

例えば、

会社のビジョンやミッションが

現場に浸透しているか気になれば、

「面接官自身は、具体的にどういう行動に移しているか」等、

エピソードを中心に聞くとよい。

 

また、自分自身の実績を紹介しながら、質問するのも有効。

「前職ではXXXXなことをしていたのですが、

御社ではそれと比べるとどうでしょうか」等と、

自己開示しながら質問することで、

面接官側も、回答する際の心理ハードルが低くなる。

 

 

といったように、あなたが目指す姿に向け、

自分がその会社で求める働き方ができるかどうかを、

面接官とのやり取りの中で見定める。

現場の社員と会話できる機会を作ってもらえるのであればなおよい。

 

人間関係の捉え方 

ゆるくつながりを広げていくことで、

情報収集の役にも立つし、

転職しようと思ったときに力になってくれる。

 

同じ業界の人、関連業界からネットワークを広げていくのが良い。

 

違う業界で同じポジションで活躍する人、

同じ業界でひとつうえのポジションで活躍する人を

自分の「メンター」にすることで、

自分の成長につながるため重要だ。

 

転職をポジティブにとらえ、

より多くの人とかかわりを持ち、

自分のタグを周知しながら、強みを増やし、

自分が望む働き方、ポジションを確立していくことが、

転職2.0時代の生き方なのである。